Words

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10.  慣れないで   2001.9.6

慣れないで 慣れないで
僕の声と抱きしめる腕と
ここにいるっていう現実に

慣れないで 慣れないで
君の笑顔と柔らかい唇と
絡め合う指先に

当たり前のように陽が昇り
当たり前のように電車が走り
当たり前のようにキスをする

これが最後かもしれないなんて思わずに

出逢うたびに感じる切なさは
互いの道が違うって認識しているから

一つになりたいと願う心に水をあげよう
一つになれない不安と欲求と苛立ちで
君を壊してしまいそうだから

慣れないで 慣れないで
ここにいるっていう現実に

9.   雨      2001.9.5

苛立つ雨 気持ちいい雨
人の感情によって演じている雨は見事だね

忘れたい事 全部流せたらって
本当は後悔するに決まってる
忘れたい事も 忘れたくない事も
いつも雨は優しく
つきあってくれているじゃない

そんな雨と風と匂いと雑音と自分を
忘れたくないって思うから

8.  祈り      2001.9.4

いい子にしているから
 もう喧嘩はやめて
いい子にしているから
 もうぶったりしないで

どうか神様 助けてください
どうか神様 僕が何でもするから

いい子にしているから
 もう泣かないでママ
いい子にしているから
 怒らないでパパ

どうか神様 僕を抹殺してください
どうか神様 僕に罪を与えてください

ただ祈ることしか出来ないなんて
惨めで悔しくてどうしようもなく息苦しく

不安の波に叩きつけられた僕は
泳ぎ方さえも知らないまま
生と死を彷徨って祈っていた

いい子にしているから
 もう喧嘩はやめて

7.   鍵     2001.9.3

トントン 君の声が聴きたい
トントン どうすれば扉は開く?

僕の半分を君にあげるから
君の半分を僕にちょうだいとは言わないよ

僕の全てをわかってもらいたいけれど
僕の全てをあげることは出来ないよ
そしたら僕は僕じゃなくなっちゃうからね

君は何を望んでいるの?
君は何を手に入れたいの?
君は・・・

鍵は何処にあるのだろう

深い深い海の底に眠っているかもしれない
空の雲の間に隠れているかもしれない
誰かがこっそり持っているかもしれない
それとも君が持っているのかな

トントン 君の声が聴きたい
トントン どうすれば扉は開く?

6. ほら覗いてごらん     2001.8.31

僕なんて何も役に立たない
誰にも構ってもらえない
はたして必要なのかとも思う
いつも良くて脇役
時にはエキストラ
通行人でさえも確かではない

失敗すればすぐ自己嫌悪に陥るし
なんの為に此処にいるのだろうとさえ思う

でもそれは他の人のスクリーンに
登場しているって思うから

ほら覗いてごらん
自分の目に映るスクリーンは
どんな時も
自分が主人公には間違いないから

5.  密かな武器     2001.8.29

誰もが密かに持っているナイフ
一瞬で血まみれにだって可能さ

何気ない一言で救われるように
何気ない一言が命を奪う
傷の深さはその人じゃなきゃわからない
上辺だけの優しさなんて無い方がましさ

誰にも入れない場所がある
土足で入ろうなんて以ての外

ちゃんとノックして
ちゃんと声を聴いて

4. 心と身体     2001.8.28

電車の中の少しの時間
一緒に過ごすその空間に
いったいどれくらい
心の声が響いているだろう

もし何処かでその声を
聴いている人がいるならば
その人の心の声は
何処に響いているのだろうね

どう足掻いても
この身体からは離れられない
時には叱って 時には優しく
そうやってつきあっていかなくちゃね
全部脱ぎ捨てて逃げたくもなるけれど
でもそんな自分を一番よくわかっているのは
心の中の自分だけ

嘘や誤魔化しが一切きかないから
悩むのかもしれないね

この身体がいつか機能停止になるまで・・・

3.  嘘でしょ?     2001.8.27

例えばここに
「どこでもドア」があるとしたら
あなたは扉の向こうに何を想像する?

声に出せばわかる気持ちも
どこか負けるようで
性格改善しなきゃ無理ね

何処にいても
メール送れる分だけ近いけど
覚悟しなきゃ手遅れになる
あなたじゃないあなたを 愛してるかも

例えばここに
生き返れる薬があるとしたら
あなたは何に一度捧げる?

悔やみきれない事に
一瞬以上時間をかけないで
帰り道の地図なら傍に
無いのは未来かもしれないなんて

嘘でしょ? こっち向いて
夢だなんてからかうのはやめて
でもどうしてなの
時計の針 動かない

嘘でしょ? 夢じゃないって証明してよ
それじゃなきゃ私は何処に帰ればいいの?
この世界の何を信じればいい?

2.  Moon          2001.8.26

月明かりに心見透かされて
まるで気持ちがぽっかり浮かんだようだ

突然、孤独の嵐に襲われたら
すべて攫われてしまう前に
愛している人のことを 強く強く心に刻もう
そうすれば全部奪われないで済むから
「逢いたい」と想う気持ちが今
あなたに通じるように

優しいね いつもそっと見守ってくれる
温かいね どんな話でも聞いてくれる

真昼の月はちょっとだけ照れくさそう
そこにいるっていうだけの存在が
私の心を豊かにする
太陽にはなれないけれど
せめて月になれたらいいな

1.  月の気持ち       2001.8.26

月は知っている
独りぽっちの寂しさを
気がつくとぽっかり空に浮かんでいる
何か言いたそうにしてさ

月がない夜は
暗闇に魂を奪われそうになる
空を見上げると此処はどこなのか
時々わからなくなる
何十年前も何億年前も
きっとこの空は変わっていない
此処で同じように見上げた人は
何を思ったのだろう

何十年後も何百年後も
きっと此処で同じように この空を見上げる人がいる
その時も月は優しく微笑むだろうか

もしその人に伝えることが出来るなら
こう伝えたい
月はいつもそこにいるとは限らない
たまたまそこにいる現実が重なってそう映っているだけ
でも明日もきっとそこにいるでしょう
長い年月そうしてきたから
でもいつ気分が変わるかわからない
ただそんな事例がないからみんな安心しているだけ
本当は爆発寸前かもしれないよ
ってね