Words

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20.   風     2001.10.1

出会うたび切られるストップウォッチ
別れまでの時間
時間を越えたつきあいを
いつも望んでいる
永遠を何処かで信じてる

出会った瞬間
いつか終わりが来る事を
無意識に悟ってしまうのは切ないね

優しい風はどこから吹いて来るのだろう
止まることを知らないで
風は風でなければいけない宿命なのかな

もし会話が出来るなら
今まで出会ったものたちの
たくさんのお話が聞けるのに
風さん悲しいね

19. 地球を掘ってみようか     2001.9.22

真夜中に誘い出す
悪戯心と冒険心
まるで突然のスコール

場所なんて決めないで
何時までなんて決めないで

掛け替えの無い時間を
さあ 一緒に刻もう
そしたら ほらね
同じものを心と言う宝箱に
閉まっておけるでしょ

君の心にはなれないけれど
同じアイテムを持っていれば
必ず通じ合うことが出来るから

行けるところまで地球を掘ってみようか
飛行機よりも速い道が出来るかもしれないよ
地上では会えない何かに出会えるかもしれないよ
予想もつかない世界が存在しているかもしれないよ
向こうから掘ってくる人もいるかもしれないよ

行けるところまで地球を掘ってみようよ

18.  呪文     2001.9.19

空気を優しく振動させるその声が
僕の腐りかけた心に栄養を与え
花を咲かせてくれた

気がつけば僕の周りには
その花を一目見ようと
賑わっているではないか

君はその声で
どんな呪文を唱えたの?

優しい声は
本当は声なんかじゃなくて
音なんていうものじゃなく
耳では聴こえないものかもしれない

そっと目を閉じてごらん
静かに 静かに ほらね
そこに 一輪の花が咲いたでしょ?

17.  水槽の中で     2001.9.17

目を閉じて 耳をふさいでも
誰のものともわからない足音に
腕をつかまれそうだ

月のない夜は
僕を何処までも闇にする
まるで朝なんてものが
一度も来たことがないように

限られた時間という水槽の中で
飼われている魚には何が出来る?

16.  信じること     2001.9.14

傍にいるだけで 安心出来る
声を聴くと 思い切り泣ける

逢えない時間が長くても
離れている距離が遠くても

信じる自分を褒めてあげよう
疑う自分を被告人としよう

15.  愛     2001.9.12

小さな愛を一つください

水はどのくらいあげればいいですか
花は咲きますか
どんな花が咲くのでしょう
どんな香りを放つのでしょう

少しずつ大きくなるに連れて強くなるわ
でもなかなか大きくならないものよ

でも焦らないで あなたが裏切らない限り
必ずいつも傍にくっついているから

あなたの気持ちを注いであげれば
すぐに大きくなるわ

でも気をつけて 注ぎすぎると
あなた自身が失われるわ

14.  偶然     2001.9.11

偶然は本当は偶然なんかじゃなく
全て必然だとしたら
神様のいたずらなのだろうか

すれ違う人も全て必然だとしたら
この世界を監視しているのは誰?

僕は本当に此処に存在しているのだろうか
それさえも確かめられず 憤る気持ちは
何処にぶつければいい?

僕は生きていますか?
僕の細胞は何を考えていますか?
僕の声が聴こえますか?

13.  破片     2001.9.10

優しくなんてしないで
同じ間違いは もう許されない
守りたい人がここにいるから

優しくなんてしないで
胸の奥に沈めた破片は
いつか沖の方へ流されてきても
所詮破片にしかすぎないから

愛してた 愛してた
誰にも邪魔されない場所と時間と空気の中で

12.  罪     2001.9.9

君の中に隠しておいて
誰かが来ても決してそのドアを開けないで
君の中に隠しておいて
犯した罪をいつか受け入れられるまで

遠い記憶が甦る
ちっちゃな手で何かを掴もうと
伸ばしたその先には何があったのだろう

いつも自由な時間の中で
日が暮れるまで泳いでいた
夕飯の支度が出来きて呼びに来る母の声
体中 土と汗の匂いに包まれて
何からも縛られない笑顔がそこにあった筈

人は罪を犯さずにはいられない生き物
雑草を踏みつけることだって罪には変わりないから

せめて許し合う事が出来るなら

11.  蜘蛛の巣   2001.9.7

ねぇ 明日にはいくつ出逢いがあると思う?
そのうちのいくつに気づく事が出来るだろうね

思い切り泣いた後は
思い切り笑おうよ

我慢も必要
でも感情抜きでは生きられない
でも感情だけじゃ相手にもされない

まるで冷めたカラカラのご飯のように
乾燥して食べる気にもなれないよ
どうすれば温められる?

地球ごと火で炙ってみようか
それとも もう一つ太陽を増やしてみる?

心で会話が出来たらいいのにね
でもそしたら こっそり独り言は言えないね

気持ちは何処へでも飛んで行けるのに
身体は現実という蜘蛛の巣にひっかかったまま
どうか私を食べないでください