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60.  忘れない        2003.8.23

この世界に生まれたかったわけじゃない
この場所に生まれたかったわけじゃない

自分という存在に気づいた時
孤独というものに縛られ
この身体から脱出できない苛立ちで
コントロールを間違えば
神経や内臓を冒してしまいそうだ

この痛みは誰にもわからない
わかって欲しくない

もう傷つけることしか出来ないから
こんな僕を許さないで
笑いかけないで

このベッドから起き上がることはもう無いだろう
せめて窓から射し込む
僅かな光だけを僕にください

つぎ目が覚めた頃にはきっと忘れてる
この世界で起きたすべての出来事を

それでも君の名前や声や身体を
思い出せなくても
君のぬくもりだけは
忘れない
忘れない

59.  君と見た空        2003.8.22

真っ白いキャンバスいっぱいに
君と見た空を描こう

深い深い
その青の中に吸い込まれそうで
仰向けのまま強く握った手
不安だった
あまりにも広すぎて

時が流れているのかもわからず
雲の動きだけが僕に時間を与えてくれた
今はもうその雲はない

この世から去る悲しみと
この世に残される悲しみは

どちらが苦しいのですか?

58.  満月の夜        2003.8.21

陽が沈み 太陽はまた何処かへ
新しい朝を与えに行く

そして当たり前のように
また夜が訪れる

わずかな月明かりに
なつかしいぬくもりを感じながら
記憶の中を散歩する

母にミルクをもらった後の赤子のように
すやすや眠る その寝顔を
ただただ見つめていた

何の疑いもなく
何の躊躇いもなく
触れ合う唇は
なぜか切なくて

何度も月に祈った

あの時と同じ月
どうして優しい気持ちになれるのだろう

あの時と同じ月
何もかも変わってしまったのに

57.  ガラクタ        2003.8.20

もういらなくなった
なんて言わないで
最初は欲しくて手にいれたはず

新しい物がどんどん溢れてくる
形あるものはいつか必ず壊れてしまうのに

大きく息を吸って
二酸化炭素を吐き出して

この身体は新しくなっているのか
古くなっているのかよくわからない

年々少しずつ変わってはいるものの
いつかガラクタになってしまうのだろうか

でもこの心だけは
ガラクタと呼ばせない

56.  この空のように        2003.8.19

この空のように
すべてを受け入れることが出来るなら
もっと上手に抱きしめてあげられるのかな

触れたがる指先と同時に
気持ちはその先の未来を探してる

あなたの声がいま 心に響くように
この声があなただけに届けばいい

何処にいても見失わない空のように
繋がっていたい

この世界からいつか消える時が訪れても
魂はきっと変わらず あなたを愛してる


55.  運命        2003.8.17

初めて見た色を覚えていますか?
どれだけの時間が経って
今はどんな色に惹かれていますか?

運命なんか信じきれない
でも運命なのかもしれないって
少しだけ現実を疑うことがある

偶然ってあり得るのだろうか
君に出逢ったのが偶然だとすれば
何度偶然というものに心を刺されただろう

もしどこかで
出逢いというものをコントロールしている人がいるなら
聞いてみたい
私が最期に出逢う人は誰ですか?

54.  星    2003.8.5

この鼓動が聞こえますか?
ドクン ドクン

ドライブに連れ出して
行く先はあの月の下

星をつかめそうなほど空が低くて
でもどんなに手を伸ばしても触れられない

どうして?
こんなに近くにあるのに

そっとキスをした

53.  夢    2003.8.4

元気にしていますか?

僕の大好きなその笑顔は今
誰かのために注がれているのかな
その声に もう一度触れることができるなら
二度と寂しい想いはさせない

今気づいたんだ
もう遅いってわかっていても
そう伝えたいんだ

そのぬくもりを思い出して
長い夜をこえ いつか眠りにつく
朝が来るのを忘れて夢をみる
深い深い時の中

きっとまたいつか逢えると信じてる

52.   花    2003.6.17

君と話ししていると
それだけで明日も頑張れそうな気になれる
太陽は明日も必ず昇るってそう信じられる

この広い空の下で
今一緒に時を刻んでいる人たちに伝えたい
愛している人はいますか

思い切り 泣いていますか
思い切り 笑っていますか

君とキスをしてお水をもらおう チュ
もっと奇麗になってベランダに出してもらおう
光のシャワーを浴びて一緒にお昼ねしようよ


51.   永遠    2003.5.27

何にもいらない
あなたがそばにいてくれるなら

何にもいらない
あなたが笑ってくれるなら

いつかここから消えてしまう確かな未来を
もし変えることが出来るなら
永遠を信じられるかもしれない

いつかここから消えてしまう確かな未来を
変えることが出来ないから
永遠を信じられるのかもしれないね

あなたと一緒にいる時間は嘘じゃない
辛い時は瞳を閉じてごらん
現実に夢が少しだけ溶けるから

コーヒーにミルクを入れるみたいに
今日は少しだけ甘くして
あなたの夢を見よう
太陽が昇ることを祈って